お問い合わせ・ご予約はこちら

0120-67-4193

お問い合わせフォーム

JR東船橋駅 南口前
定休日
日曜・月曜・祝日
元気堂の漢方薬通信
  • アレルギー性鼻炎

VOL.125 花粉症10

今年の春のスギ・ヒノキ科花粉飛散総数は、関東では昨年を上回り、全国的に平年の120~150%との予測です。また、全国の平均飛散量は、10年前と比較して約2倍になっているそうです。

33才のA子さん、「透明な鼻水が止まらず、くしゃみ、目の痒みを伴う。ストレスや不安感が多く、疲れやすい。ストレス時や月経前に目の周りの痒みがひどい。月経周期が不安定。小青竜湯や抗アレルギー剤を服用しているが無効。」といった症状でした。肝気鬱結証と判断し、逍遙散を服用していただきました。服用後すぐに症状が改善し不思議そうです。「肩こりもなくなって、気持ちもとても楽です。」と喜んでいただけました。

花粉症(アレルギー性鼻炎)は漢方では、「鼻鼽」といい、鼻水、鼻づまり、くしゃみ、涙目、目や喉の痒み等を共通の主症状としますが、まず、それ以外に付随する症状から、病態の分類を行います。「花粉症」という病名にとらわれずに、きちんと漢方的に分類する事が、治療する上で最も重要となります。当薬局では、花粉症を大きく二十三のパターンに分類し、約五十種類の処方を使い分けています。

その中の一つにA子さんのようにストレスの影響が強い肝気鬱結証が見られます。ストレスのために、身体の気の流れが悪くなり、アレルギーを引き起こすのが原因です。ストレスや緊張時、月経前などにひどくなるのが特徴で、花粉症の方は要チェックです。漢方薬を上手に使って、花粉症もストレスも乗り切りましょう。

漢方薬通信VOL.227 ストレスで起こる蕁麻疹

 蕁麻疹は、漢方では、「風隠疹」「隠疹」「風疹塊」などと称し、歴代の文献では「風疹」「癮疹」「風瘙癮疹」「風㾦癗」「疫疙瘩」「風綹疹」等々、別名が多く見られます。痒みを伴う一過性の限局性膨疹で、扁平に隆起した紅斑様の皮膚病変を特徴とします。  漢方では、蕁麻疹を、皮膚の状態や悪化条件、好転条件、随伴症状などから、外部刺激による「風寒証」「風熱証」「中風証」、食物や飲酒などの影響による「脾胃湿熱証」「肝胆湿熱証」「寒湿困脾証」「脾胃虚寒証」「腸胃積熱証」、ストレスなどによる「肝気鬱結証」「肝火上炎 […]

VOL.103 頭痛4

36才のAさん。 「2年ほど前から、側頭から後頭部にかけて隠痛或いは脹痛を生じ、目眩を伴う。ストレス、疲労などによって悪化しやすく、生理前後は特に発症しやすい。疲れやすく、不安、イライラ、耳鳴がある。緊張しやすく、目が疲れ、首や肩が強ばっている。」との事。 「肝気鬱結」と「気血両虚」を兼ねていると考え、逍遙散と十全大補湯を服用していただきました。 一ヶ月ほどで、次第に頭痛が起こらなくなりました。一日おきに服用していた鎮痛剤もほとんど不要になり、「漢方薬って効くんですね。」と喜んでいただけました。 […]

VOL.88 関節リウマチ ~その2~

漢方では筋・筋肉・骨関節などの部位の疼痛、腫脹、しびれなどを主症状とする病証を痹証(ひしょう)といい、現代医学の関節リウマチ、神経痛、変形性膝関節症、痛風などに当たります。 37才女性、「元来、リウマチ反応も陽性で、関節リウマチの徴候が軽度にあったが、それが出産後、悪化した。 両手の指、両肘、両膝の重だるい痛みがあり、痛みは手を動かすなど活動すると増強する。また、ストレスや冷えなどでも悪化しやすく、入浴や休息で緩解する。 但し起床時はこわばりが強く、手をにぎることが困難である。全身に倦怠感があり […]

VOL.64 アトピー性皮膚炎~その5~

 「アトピー性皮膚炎」は、当薬局でも御相談が多い疾患の一つです。漢方では、 「浸淫瘡」「血風瘡」「四弯風」「旋耳瘡」「異位性皮膚炎」「遺伝過敏性皮炎」「変 位性皮膚炎」等と称しますが、発生頻度は日本の方が高いようです。 「3歳の男の子。皮膚全体が淡紅色~淡褐色、掻くとジュクジュクする。汗を かくと痒みが増す、食が細く好き嫌いが多い。お菓子やジュース類が好き。やや 軟便気味。病院では、抗アレルギーの飲み薬とステロイドの塗り薬を処方されて いるが、一進一退。」との事でした。胃腸が弱く消化能力が十分で […]