お問い合わせ・ご予約はこちら

0120-67-4193

お問い合わせフォーム

JR東船橋駅 南口前
定休日
日曜・月曜・祝日
元気堂の漢方薬通信
  • 生理痛

VOL.128 生理痛~その5~

中医婦科学によると生理痛は、「痛経」或いは「経行腹痛」と呼ばれ、「月経期或いはその前後に、周期的に出現する下腹部や腰部の疼痛のこと。重症では劇痛となり、甚だしければ昏厥に至ることもある。」と定義されています。
 42歳の会社員の方、「生理の後半と生理後に重く引きつるような痛みが下腹から横腹に生じる。痛みは、温めると少し楽になる。食欲は正常だが、疲れ気味で、肩こり、腰痛、眼精疲労がみられる。爪が脆く二枚爪になりやすい。睡眠中に足が攣ることが多い。」といった症状でした。『血虚証』と考え、四物湯と安中散を服用していただきました。過労も生理痛を悪化させていると考え、瓊玉膏も併用しました。1ヶ月ほどで、辛かった生理痛が軽くなり、顔色も良く、元気そうです。
 生理痛を漢方的に分類すると、ストレスが痛みを引き起こす『肝気鬱結証』、血液の流れが滞っていることによって痛みを生じる『血瘀証』、辛い物やお酒の摂りすぎによる『実熱証』、反対に冷たい物の摂りすぎや身体を冷やしたことによる『実寒証』、過労などが原因になっている『気虚証』、血液の不足がまねく『血虚証』等々、多種にわたります。
 よくみられる傾向としては、桂枝茯苓丸に代表される『血瘀証』に用いる処方ばかりが繁用されており、漢方的な分類により使用されていないため、効果が上がっていない例です。効果を上げるためには、症状の特徴を漢方的に分析、鑑別し、そのタイプの中から更に適した処方を決定していく事が重要です。特に痛みの状態や時期(生理前、生理前半、生理後半など)、悪化条件、好転条件などが肝心になります。

VOL.104 アトピー性皮膚炎12

「36才のA子さん。幼少期は、乾燥肌程度だったが、一年ほど前から、顔(特に目の周囲、頰)や首を中心に、紅斑、鱗屑がみられ、乾燥し痒みが甚だしい。アトピー性皮膚炎と診断され、断続的にステロイド軟膏にて治療している。入浴後、疲労、睡眠不足、飲酒後などで悪化しやすく、起床時は比較的軽く、夕方にひどくなりやすい。便秘はなく普段からやや軟便気味。」との事でした。 患部症状や体質などから、「陰虚火旺」と「脾気虚」タイプと判断し、知柏地黄丸と参苓白朮散を服用していただくことにして、スキンケアの指導もさせていた […]

VOL.147 膝の痛み

膝は、関節の自由度が大きいにも拘わらず、体重の負荷が掛かりやすいため、損傷しやすい部位の一つです。痛みとともに、可動制限や腫れ、水が溜まるなどの症状を伴うことも多くみられます。 「76歳のA子さん、数年前から膝のやや内側が痛む。膝の裏の引きつりを伴うことが多い。夕方になると足の裏が浮腫んだような感覚になる。痛みは、冷えや疲労で悪化しやすい。やや疲れやすく、時に腰痛もあり。食欲正常で温かいものを好む。血糖値が少し高い。」とのこと。  腎陽虚水泛証に陰陽両虚証を兼ねていると考え、牛車腎気丸と桂枝加芍 […]

VOL.187 頭が良くなる漢方薬?

店頭で、ときどき、「先生、うちの子、勉強しなくて困るのよ。頭が良くなる漢方薬ってない?」と冗談まじりにおっしゃる方がいます。もちろん、勉強しないで成績が上がる漢方薬はありませんが、記憶力や集中力を向上させる漢方薬はあります。漢方では、「腎は精を蔵し、精は髄を生ず。」といいます。腎に蓄えられている腎精から、髄が生成され、それが、骨髄、脊髄、脳髄となり、骨や脳を健康に保っていると考えています。過労や睡眠不足、老化などで、腎精を消耗すると、足腰の怠さ、腰痛、関節痛、疲労倦怠感、骨や歯の弱りなどに加えて […]

VOL.111 腰痛2

男性、50歳。 「数日前にぎっくり腰(急性腰痛症)になり、左腰部が引きつるように痛い。痛みは寒冷により悪化し、温めたり、入浴により軽減する。お仕事が忙しく、徹夜が続いたりする。7月にも発症したばかりで、ここ数年、年に1回程度発症する。疲れやすくストレスも多い。暑がりで寒がり。普段から肩こりや耳鳴がみられる。」とのこと。 過労やストレス、冷えが原因となり、『陽虚証』をひきおこしたと考え、桂枝加芍薬湯と腎気丸を併用していただくことにしました。10日後来局し、「数日間服用すると、痛みがなくなった。」と […]