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元気堂の漢方薬通信
  • アレルギー性鼻炎

VOL.161 花粉症~その12~

A子さんは、33才の女性。「多量の透明な鼻水が止まらず、くしゃみ、目の痒みを伴う。屋外に出ると悪化し、マスクをしていると落ち着く。疲れやすく、汗をかきやすい。平素から胃腸が弱く、疲れたり無理をすると下痢をしやすい。疲れると花粉症も悪化する気がする。」といった症状でした。「脾肺気虚」による「衛陽不固」の花粉症と判断し、玉屏風散と参苓白朮散を服用していただくことにしました。服用後、鼻の症状が改善するとともに、胃腸の調子も良好で、顔色も良く、元気そうです。

「アレルギー性鼻炎」は、漢方では「過敏性鼻炎」とも呼ばれ、治療にあたり、その発生のしくみを「外因」と「内因」に分けて考えています。「外因」は、花粉、埃、塵などのアレルゲンや寒暖差などの気候の変化による外部からの刺激です。「内因」は、免疫機能の異常で、肺を基として、脾や腎の機能低下やストレスなどによる肝の機能失調を指します。ベースに「内因」がある所へ、「外因」の刺激が加わると発症します。そのため、状況に応じて「外因」と「内因」のバランスを考えながら、漢方治療していくことが重要です。他の疾患にもいえることですが、病名にとらわれて、「花粉症には、○○湯」といった使い方では、漢方の効果は期待できません。漢方薬を上手に使って、快適に過ごしましょう。

VOL.35 夏かぜ

毎年、今頃の時季になると、次のような感冒の患者さんが多くみられます。 「悪寒や発熱は軽度だが、身体が重だるく、頭も重い。下痢や吐き気などがあり、食欲が減少している。」典型的な夏カゼですね。 夏の感冒は湿度が高く、(漢方では湿邪といいます。)冷房によって発汗も不調になりがちで、また、暑さ等により体力も低下した状態で生じています。また、冷たい物を摂りすぎている人もいるでしょう。 西洋医学のカゼ薬や冬季に使われる葛根湯、麻黄湯などは、夏季では発汗が過多となりその後冷えてしまい、反対に悪化させてしまうこ […]

VOL.193 過敏性腸症候群(IBS)の漢方治療

日本消化器病学会ガイドラインによると、過敏性腸症候群(IBS)は、「お腹の痛みや調子がわるく、それと関連して便秘や下痢などのお通じの異常(排便回数や便の形の異常)が数ヵ月以上続く状態のときに最も考えられる病気です。」と記載されています。食べ物を消化・吸収し、不要なものを便として体の外に排泄するための腸の収縮運動や知覚機能は、脳と腸の間の情報交換により制御されています。この情報交換の信号が、過敏に強くなってしまうと、過敏性腸症候群(IBS)を引き起こします。 「34才のA子さん。数ヶ月前から、下痢 […]

VOL.189 習慣性流産の漢方治療

漢方では、女性の不妊のことを「不孕(ふよう)」、男性の不妊のことを「不育(ふいく)」といいます。一方、西洋医学でいう、「不育症(ふいくしょう)」とは習慣性流産のことで、漢方では「滑胎(かったい)」といいます。 「4年程前に、不妊の漢方相談をして男の子を出産された方から久々のご相談。現在は36才。その後、2回妊娠したのに2回とも稽留流産をしてしまった。それから、不安でたまらない。眠りが浅く、夜中に何度も目が覚める。最近の月経の状態は、経血は暗紫色で血塊が混じる。月経痛は、脇腹に重痛がある。月経前に […]

VOL.206 アトピー性皮膚炎と「バリア機能」

アトピー性皮膚炎は、皮膚の外側から来る刺激に対して、皮膚の内側がアレルギー反応を起こして発症するといわれています。外側からの刺激を受けやすい「皮膚バリア機能の低下」とアレルギー反応を起こしやすい「アトピー素因」とが、関わっていると考えられます。皮膚バリア機能の低下は、漢方では正気の不足と考えます。特に防御作用を受け持つ衛気という気が重要です。衛気が不足すると外部からの刺激や異物が入りやすくなります。また、津液や血の不足は、皮膚を滋潤することができずドライスキンとなります。 9才のA君「腕や膝裏、 […]