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元気堂の漢方薬通信
  • アトピー性皮膚炎

VOL.219 月経不調を伴うアトピー性皮膚炎

 アトピー性皮膚炎は、アトピー素因や皮膚バリア機能低下などを背景に、アレルギー性、非アレルギー性の炎症がおこる皮膚疾患です。痒みが強く、左右対称に発症しやすい特徴があり、増悪と寛解をくり返し、難治性の病態を形成することもあります。
 漢方的には、正気(気・血・津液・精・陰・陽)不足をベースに、外感六淫、飲食の不摂生、ストレス、過労、睡眠不足などの誘因・増悪因子が加わることにより、発症或いは悪化すると考えています。
 15才のAさん、「幼少期より乾燥肌で、1年ほど前から主に腕や脚に淡紅色の紅斑と痒みが発症、落屑、軽度の血痂を伴っている。以前から、やや疲れやすく、まれに立ちくらみなどがある。発症と同じ頃から月経不調。寒がりで手足は冷えるが、冷たい飲物を好む。」といった症状でした。血虚体質に肝気鬱結が加わり、生風していると考察し、当帰飲子と逍遙散を服用していただきました。1ヶ月ほどで改善が見え始め、現在では、症状は、ほとんど落ち着き、月経も安定しています。
漢方薬の卒業も間近だと思います。
 アトピー性皮膚炎は、発症原因も増悪因子も多様で複雑であり、臨機応変で細やかな対応が必要となります。漢方治療では、皮膚患部の状態、好発部位、悪化条件、随伴症状などが大変重要になります。

VOL.166 蕁麻疹~その3~

蕁麻疹というと、食物や薬に反応したりするケースを想像しがちですが、西洋医学でも「非アレルギー性、慢性、特発性の蕁麻疹が全体の約6割を占める。」といわれています。当薬局の店頭でも、食物などよりもストレスや疲労が原因とみられる蕁麻疹が多いように思います。 55才のA子さん、「1ヶ月前から、痒みの強い皮疹が出現し、消長を繰り返す。皮疹は夜間に特に悪化する。ここ数ヶ月多忙で、ストレスも多い。喉の閉塞感がある。疲れているのに眠りが浅く、夜中に目が覚める。喉が渇くが一度に多量には飲まない。お腹が張りやすい。 […]

VOL.162 咳喘息

Aさんは、50代の男性。「1ヶ月以上前に、カゼをひき、その後、忙しかったため無理をしすぎたせいか、カゼは治ったはずなのに、ひどい咳が治まらない。血中酸素濃度も低下しており、医師から『咳喘息』と診断された。喘鳴や呼吸困難はなく、少し息苦しい程度。痰はなく空咳が続く。疲れやすく、日中も眠くなりやすい。食後は特に眠気がひどい。咳は寒さや疲労で悪化しやすく、身体を温めたり休息で緩解する。汗をかきやすい。」といった症状でした。「脾肺陽虚」と判断し、甘草乾姜湯と医王湯を服用していただくことにしました。 服用 […]

VOL.156 耳鳴~その3~

耳鳴とは、実際には音がしていないのにもかかわらず、何かが聞こえるように感じる現象をいいます。漢方では、耳は臓腑でいうと特に肝胆、脾胃、腎と関連が深いといわれ、耳鳴は、ストレスや過労、老化、食事などの不摂生、身体虚弱、発熱性疾患、上気道炎などが原因とされています。 43才の女性、「10日ほど前に、強いストレスを受け、その翌日から、キーンとした大きな耳鳴を発症。耳塞感を伴う。耳をおさえると少し小さくなる。起床時とお仕事後の夕方に悪化しやすい。夕方から夜にかけて、頭痛がすることも多い。肩こり、腰痛があ […]

漢方薬通信VOL.224 WHO「世界では6人に1人に不妊の影響」

 2023年4月、世界保健機構(WHO)は、「世界全体で、成人の6人に1人が不妊を経験している」とする報告書を公表しました。新聞にも掲載されていたので、ご覧になった方もいらっしゃるかと思います。この報告は、1990年から2021年の世界での様々な研究を分析して得られたもので、その有病率に地域間のばらつきはなく、高所得国と中所得国、低所得国で大きな差はなかったそうです。WHOは不妊症を「男性または女性の生殖器系の疾患であり、避妊しない定期的な性交渉を12か月以上続けても妊娠に至らないこと」と定義し […]