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元気堂の漢方薬通信

VOL.67 漢方治療の原則

漢方治療の原則に「治病求本(病を治するには必ず本を求む)」という言葉があります。これは、病気を治すためには、必ずその本質を明らかにしなければならないという意味です。カゼだから○○湯、下痢だから○○湯、鼻炎には○○湯、生理痛には○○湯…では、効果は期待できません。その症状がどのような原因で、どのような仕組みで起きているかを考察し、病気の本質を探求することが、漢方治療において大変重要です。

頭痛を例にとってみましょう。

まず、その方の自覚症状をお聞きします。その際、痛む部位、どのような痛みか、随伴症状、悪化する条件、楽になる条件、発症の契機、現在までの経過などを考慮することが大切です。
次に、お聞きした内容から、気候や環境の影響による「風寒」「風熱」「風湿」「暑湿」「実寒」、ストレスによる「肝気鬱結」「肝火上炎」、水分代謝が悪いために生じる「痰飲」、暴飲暴食などによる「胃熱」「食滞」、血液の流れが悪い「お血」、過労や睡眠不足が引き起こす「気虚」「陽虚」「血虚」「陰虚」、加齢による「腎虚」などのパターンに分類していきます。
そして、パターンに応じた治療法則を決定し、熟慮した上、漢方薬を決定します。頭痛に使用する漢方処方は、百種類を越えます。
漢方においては、頭痛だけでなくすべての疾患において、症状をきちんと分析して処方を決定することが、治療の早道となります。

VOL.96 生理痛~その4~

23歳の女性。 「月経の前半に、下腹が絞られるような激しい痛みを生じる。初日が特にひどい。寒さや冷えで痛みが悪化し、温めると軽減する。月経周期は31日前後で安定。月経前に乳房が脹って痛い。手足が冷えて寒がり。冬にはシモヤケができやすい。髪に潤いが無く、唇が荒れやすい。」とのお話。 『陽虚証』と『血虚証』を兼ねていると考え、「温経湯」と「安中散」を服用していただきました。 2ヶ月ほどで生理痛をほとんど感じなくなり、顔色も良く元気そうです。 生理痛は、漢方では、「経行腹痛」「痛経」等ともいい、比較的 […]

VOL.154 アトピー性皮膚炎~その21~

アトピー性皮膚炎は、外部環境、ストレス、疲労、食事、ホルモンバランスや月経など、様々なことに影響されやすいため、なかなか手強い疾患です。漢方的にみるとその発症の根幹は、気・血・津液・精などの正気が不足することにより、皮膚バリアが低下したために、暑さ、寒さ、乾燥、湿気などの環境の変化やハウスダスト、食物などのアレルゲンに反応しやすくなることと考えられます。 この場合、根本原因である正気の不足を補うなどの治療を「本治」、アレルゲンなどにより誘発・増悪した症状を抑える治療を「標治」といいます。 「21 […]

VOL.125 花粉症10

今年の春のスギ・ヒノキ科花粉飛散総数は、関東では昨年を上回り、全国的に平年の120~150%との予測です。また、全国の平均飛散量は、10年前と比較して約2倍になっているそうです。 33才のA子さん、「透明な鼻水が止まらず、くしゃみ、目の痒みを伴う。ストレスや不安感が多く、疲れやすい。ストレス時や月経前に目の周りの痒みがひどい。月経周期が不安定。小青竜湯や抗アレルギー剤を服用しているが無効。」といった症状でした。肝気鬱結証と判断し、逍遙散を服用していただきました。服用後すぐに症状が改善し不思議そう […]

VOL.142 動悸

漢方では、「胸に動悸を感じ、不安を自覚する病症」を「心悸」といいます。外部からの驚恐・悩怒などのストレス時に発病するものを「驚悸」、外部刺激が無く、少しの疲労などでも発作をおこすものを「怔忡」として区別しています。 「37才のA子さん、数年前から、様々なストレスにより、動悸がするようになった。発作時には、悪心や目眩、耳鳴などを伴うことが多い。普段から不安感があり、寝付きが悪く、眠りも浅い。食欲が無く、疲れやすい。頭冒感、肩こりがあり、時々、熱感を生じる。」とのお話しでした。顔色も悪く、心身ともに […]