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元気堂の漢方薬通信
  • 更年期障害

VOL.76 更年期障害

更年期障害は西洋医学では、卵巣機能の低下によるホルモンの分泌不足、家庭環境や社会環境の変化による精神的ストレスなどを原因とする閉経前後にみられる身体的、精神的な諸症状とされています。漢方では経断前後諸症などと称し、加齢に伴って腎精が減少しその結果、精神活動の要である「心」、自律神経と関わりの深い「肝」、決断力や快適な睡眠を生み出す「胆」などに影響を及ぼすことによって起こる身体のバランスの失調と考えています。
更年期障害の症状や程度は千差万別ですが、それらを漢方的なものさしで、きちんと分析することが、治療への第一歩です。ストレスの影響が大きい「肝気鬱結」、イライラして顔がのぼせやすい「肝火上炎」、足腰がだるく手足がほてる「腎陰虚」、不安感が強くよく眠れない「心脾両虚」、動悸や不眠が主体な「心腎不交」、喉元に何かがつかえる感じがする「気滞痰凝」……。当薬局では、大きく11のパターンに分類し、更に熟考して、40ほどの処方を使い分けています。

「49才の女性、主訴は、咽の不快感、声がれ、のぼせで、症状は、月経前とストレス、疲労によって悪化する。月経周期が不安定になっており、疲労倦怠感、イライラ、肩こり、眩暈、手足のほてり、口乾などもみられる。食欲は正常。やや便秘気味。」とのお話でした。陰虚火旺と肝気鬱結、気血両虚を兼ねると考えて、滋陰至宝湯と知柏地黄丸を服用して頂きました。腎精を補う瓊玉膏も併用しました。3週間ほどで、辛い症状が改善されてきて、その後も服用中ですが、のぼせも無くなり、良好なようです。
更年期は、その後の生活にも大きく影響する大切な時期です。漢方で快適にのりきりましょう。

VOL.102 夜尿症

夜尿症は、漢方では「小児遺尿」ともよばれ、3歳以上の小児が睡眠中に1回から数回、 無意識に排尿し、目覚めた後で気づくことを言います。 一般的には「おねしょ」と言ったほうがわかりやすいですね。 Mちゃんは4才の女の子、「比較的寒いときや、幼稚園で嫌なことがあったりすると夜尿が続く。日中も頻尿になり、今行ったと思ったら、すぐに行きたくなる。心配性、怒りっぽい、暑がりで寒がり、頭に汗をかきやすい。夜泣きすることもある。普段から体温がやや低め。食欲や便通にムラがある。」といった症状でした。 心神失養と腎 […]

VOL.34 膀胱炎

梅雨入りして、数日後のある日、20代半ばの女性が来店されました。 「すみません、猪苓湯下さい。」これは膀胱炎かなと思いながら、いくつか症状をお聞きすると、「以前から膀胱炎になりやすく、他の薬局で『膀胱炎には猪苓湯だよ。』と奨められ二週間ほど飲んでみたがあまり良くならない。」との事。 症状としては「下腹部に不快感があり、軽度の排尿痛がある。小便は回数が多いが、量が少ない。小便の色は、淡黄か無色透明。下半身が重だるく、冷えると悪化する。」猪苓湯の使用目標の「血尿」も「小便黄赤」も「喉の渇き」もまるで […]

VOL.59 アトピー性皮膚炎3

前回に引き続き「アトピー性皮膚炎」のお話です。 「30歳の女性、A子さん。数年前にアトピー性皮膚炎と診断され、ステロイド軟膏を塗布。一時的には良くなるが再発し、徐々に悪化している。眼瞼部や頬、口周囲が特にひどく、赤み、乾燥、肥厚、落屑がみられる。月経前にひどくなりやすく、過労やストレスでも悪化しやすい。以前、アトピー性皮膚炎に良いといわれる温清飲という漢方薬と健康食品を服用していたが、改善しない。」との事でした。 温清飲は、「血熱証」のアトピー性皮膚炎に用いる漢方薬ですが、A子さんのタイプは、「 […]

VOL.96 生理痛~その4~

23歳の女性。 「月経の前半に、下腹が絞られるような激しい痛みを生じる。初日が特にひどい。寒さや冷えで痛みが悪化し、温めると軽減する。月経周期は31日前後で安定。月経前に乳房が脹って痛い。手足が冷えて寒がり。冬にはシモヤケができやすい。髪に潤いが無く、唇が荒れやすい。」とのお話。 『陽虚証』と『血虚証』を兼ねていると考え、「温経湯」と「安中散」を服用していただきました。 2ヶ月ほどで生理痛をほとんど感じなくなり、顔色も良く元気そうです。 生理痛は、漢方では、「経行腹痛」「痛経」等ともいい、比較的 […]