お問い合わせ・ご予約はこちら

0120-67-4193

お問い合わせフォーム

JR東船橋駅 南口前
定休日
日曜・月曜・祝日
元気堂の漢方薬通信
  • 不妊

VOL.165 不妊~その15~

漢方では、不妊のことを「不孕(ふよう)」といいます。その中には、子宮筋腫などの婦人科の合併症のある方も漢方相談にいらっしゃいます。
「35歳、結婚して4年。お仕事は出張が多く、超多忙。子宮筋腫が複数あり、高プロラクチン血症もある。不妊クリニックで顕微授精を行ったが、妊娠に至らない。採卵できないこともある。月経周期は24~28日。経血の色は暗紫色で、時々塊が混じる。月経前は、イライラしやすく、胸が脹る。心配性で、睡眠が浅く、毎晩のようにお小水に起きる。胃腸が弱く、少食で下痢しやすい。時々立ちくらみがする。冷え性で、とくに手足が冷える。」とのこと。心身ともにかなりお疲れのようです。
血瘀証に心脾両虚証、肝気鬱結証を兼ねていると考え、折衝飲と帰脾湯、逍遙散を飲み分けていただきました。また、腎陽を補うために鹿茸大補湯を併用しました。冷えや月経の状態が徐々に改善し、約4ヶ月後、朝までぐっすり眠れるようになりました。良い状態で採卵できるようになり、約1年後、杯移植に成功し、めでたく妊娠。安胎の漢方薬も服用して、かわいい女の子を無事出産。とてもおだやかなママの笑顔です。
漢方では不妊を月経や全身の症状から、「腎陽虚証」「腎陰虚証」「気血両虚証」「肝気鬱結証」「痰湿証」「血瘀証」などに分類し、それぞれに応じた三十ほどの処方を組み合わせていきます。子宮筋腫や高プロラクチン血症などがあれば、それも考慮します。お身体に合った漢方薬で、妊娠しやすいコンディションに整えていきましょう。当薬局では、不妊のご相談は出産経験のある女性薬剤師が主に対応させていただいております。安心して、ご相談下さい。

漢方薬通信VOL.228 高プロラクチン血症を伴う不妊

 不妊の漢方相談には、高プロラクチン血症といわれている方もいらっしゃいます。プロラクチンは、乳汁分泌ホルモンとも呼ばれ、出産後、授乳期間中に母乳を作るホルモンです。そして、授乳期間中の妊娠は、母体への負担が大きいので、プロラクチンの分泌が活発な間は、自然と妊娠しにくい状態になります。授乳期間中でないのに血中のプロラクチンが多い状態を高プロラクチン血症といい、乳汁漏出したり、排卵が抑制されて妊娠しにくくなったり、妊娠しても子宮収縮して流産してしまうことがあります。  32才のAさんは、結婚したばか […]

漢方薬通信VOL.221 春の養生法

 春は、寒冷な気候から徐々に暖かくなり、「陰陽消長」により、陰が衰え、陽の勢いが増していく季節です。 万物が生長・発育・成長する時期といえます。 五行学説によると、春は「木」に属し、主気は「風」になります。五臓の中では「肝」の養生が大切な時期です。 漢方の聖典の一つである『黄帝内経素問』の四気調神大論には、 「春三月、此れを発陳と謂う。天地俱に生じ、万物以て栄えゆ。夜に臥し早く起き、広く庭を歩み、髪を被き形を緩うし、以て志をして生ぜしむ。生かして殺す勿れ、予えて奪う勿れ。此れ春気の応、養生の道な […]

VOL.150 頭痛6

五臓の精血、六腑の清陽の気は経絡を通って、皆、頭に注いでいることから、頭部は“諸陽の会”“清陽の府”と呼ばれています。多くの臓腑、経絡、器官が関連しているため、頭痛を引き起こす原因は多岐にわたります。 気候や環境の影響による「風寒」「風熱」「風湿」「暑湿」「実寒」、ストレスによる「肝気鬱結」「肝火上炎」、水分代謝が悪いために生じる「痰飲」、暴飲暴食などによる「胃熱」「食滞」、血液の流れが悪い「瘀血」、過労や睡眠不足が引き起こす「気虚」「陽虚」「血虚」「陰虚」、加齢による「腎虚」などのパターンに分 […]

VOL.88 関節リウマチ ~その2~

漢方では筋・筋肉・骨関節などの部位の疼痛、腫脹、しびれなどを主症状とする病証を痹証(ひしょう)といい、現代医学の関節リウマチ、神経痛、変形性膝関節症、痛風などに当たります。 37才女性、「元来、リウマチ反応も陽性で、関節リウマチの徴候が軽度にあったが、それが出産後、悪化した。 両手の指、両肘、両膝の重だるい痛みがあり、痛みは手を動かすなど活動すると増強する。また、ストレスや冷えなどでも悪化しやすく、入浴や休息で緩解する。 但し起床時はこわばりが強く、手をにぎることが困難である。全身に倦怠感があり […]