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元気堂の漢方薬通信

VOL.92 水イボ

Yちゃんは、2才の女の子。
「3ヶ月ほど前に発症し、直径1~3mmくらいのいぼが腹部と腰部に、たくさんできている。よく見ると水イボ特有の中央のくぼみがある。痒みがあるため、ひっかいて赤くなっている。カゼを引きやすく、汗をかきやすい。寒がりで暑がり。食欲は旺盛。」といった症状でした。

衛気虚と判断し、桂枝加黄耆湯を服用してもらうことにしました。

二週間後、来局したYちゃんのお腹は、すっかりキレイになっていました。お母さんのお話だと一週間ほどで、すっかりよくなったとのこと。
水イボに、漢方薬は有効ですが、今回は私も驚くほどでした。

「水イボ」は、ウィルス感染により発症する皮膚疾患の一つで、伝染性軟属腫といいます。
子供に多く、乾燥肌やアトピー性皮膚炎があるとなりやすい傾向があります。
イボが破れるとウィルスが飛び散りあちこちの皮膚に水イボがうつり、長引くことがあります。放っておいても、平均6~7ヶ月で治癒するといわれていますが、出来ている間は、通園、通学やスイミングは禁止なことがあるので社会的要因から取ることが、多いです。

漢方では、「水イボ」は、正気の不足により皮膚の抵抗力が低下し、ウィルスに感染しやすくなり発症すると考えており、その患部の症状や体質から、「脾肺気虚」「気血両虚」「脾虚湿盛」「陽虚水泛」「衛気虚」「寒湿困脾」「風湿」「風熱」などのパターン分類し、更に詳細に弁証して、処方を決定します。民間療法として、ヨクイニンなどを服用している方もいますが、一人一人の体質に合わせたものではないので、効果がないことが多いようです。

VOL.161 花粉症~その12~

A子さんは、33才の女性。「多量の透明な鼻水が止まらず、くしゃみ、目の痒みを伴う。屋外に出ると悪化し、マスクをしていると落ち着く。疲れやすく、汗をかきやすい。平素から胃腸が弱く、疲れたり無理をすると下痢をしやすい。疲れると花粉症も悪化する気がする。」といった症状でした。「脾肺気虚」による「衛陽不固」の花粉症と判断し、玉屏風散と参苓白朮散を服用していただくことにしました。服用後、鼻の症状が改善するとともに、胃腸の調子も良好で、顔色も良く、元気そうです。 「アレルギー性鼻炎」は、漢方では「過敏性鼻炎 […]

VOL.70 関節リウマチ

48才の女性、「手首が腫れて痛む。患部は引きつるような痛みで、張っている感じがする。右足の人差し指に変形がみられ、拍動痛がすることがある。時に膝も痛い。起床時は全身が硬直気味。重い物を持ったり、過労やストレス、冷房などの冷え、雨天等で悪化しやすい。反対に休息したり、温めると楽なことが多い。」とのことでした。 気血両虚、風寒湿痺、肝気鬱結を兼ねていると考え、独活寄生湯と柴胡疏肝散を服用して頂くことにしました。 2ヶ月間ほどの服用で痛みがほぼ無くなり、服用していると体調も良いとのことで現在も服用中で […]

VOL.184 皮膚バリア機能低下とアトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎は、現代医学では、痒みを伴い慢性的に経過する皮膚炎で、皮膚の乾燥とバリア機能異常があり、そこへ様々な刺激やアレルギー反応が加わって生じると考えられています。一方で漢方的に見たその発症の仕組みは、患者さん一人一人少しずつ異なりますが、基本的には、気・血・津液など正気の不足が原因となり、外部環境、ストレス、過労、飲食の不摂生などにより誘発・増悪すると考えられます。 「18才のA君。幼少期からアトピー性皮膚炎と診断され、増悪・緩解を繰り返していたが、4,5ヶ月前から特に悪化した。全身に […]

VOL.101 花粉症8

今年のスギ・ヒノキ花粉の飛散量は地域差がありますが、昨年の2~10倍といわれており、平年より多いという予想です。 すでに症状が出始めた方もいらっしゃいます。 花粉症(アレルギー性鼻炎)は漢方では、「鼻鼽」といい、鼻水、鼻づまり、クシャミ、涙目、目や喉の痒み等を共通の主症状とします。 他の疾患同様、「花粉症」という病名にとらわれずに、きちんと漢方的に分類する事が、治療する上で最も重要となります。 「風寒」「中風」「風温」「風湿」「肝鬱」「湿痰」「実寒」「瘀血」「脾気虚」「脾陽虚」「肺陽虚」「腎陽虚 […]