お問い合わせ・ご予約はこちら

0120-67-4193

お問い合わせフォーム

JR東船橋駅 南口前
定休日
日曜・月曜・祝日
元気堂の漢方薬通信

VOL.169 慢性咽頭炎

咽喉は、経脈の循行が多く、呼吸や飲食の通り道でもあり、そのため五臓六腑と密接な関係があります。中でも肺・胃・脾・腎・肝の病変は咽喉に反映することが多いです。慢性咽頭炎の原因を漢方的に考えてみますと、まず、「風寒」「風熱」などの外邪により急性咽頭炎を発症し、長期化したり繰り返すことにより引き起こされる場合があります。その他、飲食の不摂生や喫煙などによる「湿熱」や「肺胃熱盛」、過労などによる「肺陰虧損」や「陰虚火旺」「脾肺気虚」、ストレスなどによる「肝気鬱結」「肝火上炎」「気滞血瘀」「気滞痰凝」などが考えられます。

Aさんは50代の女性。「喉がつまったような不快感や乾燥感があり、午後から夕方にひどくなることが多い。飲み物で喉を潤したくなる。初期には咽痛が強かったが、今は軽度。午前中や休日は、あまり気にならない。お仕事でのストレスが多い。舌紅少苔で足の冷えなどは無い。」とのこと。

ストレスから「肝火上炎」を生じ、その熱により津液を灼傷し「肺陰虧損」を引き起こしていると考え、丹梔逍遙散と養陰清肺湯を服用していただくことにしました。

2週間ほどの服用で、喉の不快感や咽痛が減少。現在も服用中ですが、症状は快方に向かっており、もう少しで卒業だと思います。

漢方薬は、「慢性咽頭炎には○○湯。」「喉の不快感があるから○○湯!」などといった使い方では、効果が発揮できません。患者さんの症状、体質を漢方的に分析し、治療方針を立て、それに合った漢方薬を決定することが治療の早道です。

VOL.163 膝の痛み ~その2~

膝は、関節の自由度が大きく、かつ不安定関節であるにも拘わらず、体重の負荷が掛かりやすいため、損傷しやすい部位の一つです。痛みとともに、可動制限や腫れ、水が溜まるなどの症状を伴うことも多くみられます。 「74歳のA子さん、半年程前から膝のやや内側やふくらはぎなどが痛む。痛みは引きつるような痛みが多く、時折刺すように痛むこともある。膝裏が引きつることもある。普段から、下半身が重だるく、疲れやすい。痛みは、冷えや疲労で悪化しやすい。食欲正常で温かいものを好む。」とのことでした。 気血両虚、肝腎虚損に瘀 […]

VOL.71 アトピー性皮膚炎~その6~

「24才女性、1才半からアトピー性皮膚炎。5年ほど前から地元のA漢方薬局にて、漢方治療。3年ほど服用したが、改善がみられずむしろ悪化したため、皮膚科に受診し、ステロイド治療。 昨年12月より、当薬局の知人であるB薬局にて漢方治療、やや良いが一進一退なので。」とのことで、B薬局さんからのご紹介で、他県から当薬局にご来店されました。 「手足が冷えやすく寒がり。疲れやすい。皮膚症状は、眼瞼部や顎、首、両腕が特にひどく、痒みはもちろん、赤み、乾燥、肥厚、落屑、血痂がみられる。過労や睡眠不足、ストレス、月 […]

VOL.48 肌荒れ

今年は冷夏のため、日焼けによるトラブルの御相談はほとんどありませんが、「肌荒れ」はそれとは無関係。一年を通してみられる病症です。 皮膚は常に外気にさらされているため、気候の影響を強く受けます。 春季に多くみられるのが、あちこちに痒みや発疹が出る「風熱」タイプ。 夏季に多いのが、皮脂が浮いてテカテカしてくる「湿熱」タイプ。 秋冬になると、カサカサとした乾燥や粉をふく感じの「血虚」タイプや「陰虚」タイプが主体になります。ただ昨今は、エアコン等のため、単純にはいきませんが。 その他、気候とは関係なく、 […]

漢方薬通信VOL.223 アトピー性皮膚炎の遺伝と予防

 漢方相談をしていると時々、「アトピーって遺伝するんですか?」というご質問を受けることがあります。子供が4才になるまでのアトピー性皮膚炎の発症リスクを評価した研究では、両親ともにアレルギー疾患がない場合、アトピー性皮膚炎の発症率が27%だったのに対し、両親のどちらかにアレルギー疾患があると37.9%、両親ともにアレルギー疾患があると50%というデータがあるそうです。  アレルギー疾患をお持ちの方は、ご自分のお子さんが「アトピーになるのではないか?」と心配になるかもしれません。しかし、遺伝的なリス […]